夏の貰い物

最近暇さえ見つければ本を読んでいるんだけど、そんなある日の午後、友人から電話がかかって来た。どうやら本国に帰るらしく『渡したい物があるから!』と我が家に来てくれる事になった。幸い夏日の外をわざわざ動く気がなく、本を読んでいた日だったから丁度良かった。ぐーたらである。『そ〜いえば、、、帰るって言っていたっけ』と思い出しつつ、ほったらかしだった友人、、、『いかんいかん!』と思いつつも本を読む事の方が優先である。と、突然やってきた。自転車片手にやって来て、渡したい物とは自転車だった。2代目だ。
そう、去年自転車を買ったが、一ヶ月もしないうち物の見事に盗られたので『もう二度と買うもんか!』と思っている。この友人は今までに3度盗られていながらも、こりずに買い続けたようで今回くれたのが4台目。ちなみに3台目が盗られたときは一緒にいた時で、少し目を離したすきに大型のペンチで鍵を壊され、メッセンジャー姿の黒人男性は知らぬ顔してふいふい盗って行ってしまった。購入してから一週間だったらしい。
とにかく友人はロシアに帰国した。