オークションカタログ

先日大量に本を買って来た。合計21冊すべてオークションカタログである。実はオークションカタログはオークションハウスで買うと、とても高くて手が出ない。大きいセールのものは$50以上もする。小さいセールでも$20以上はするものだ。これを毎回、作品を買う訳でもないのに買うのは、無理である。そこで今回利用したのが古本屋である。ずらりと並んだオークションカタログは高くても$3程度。新しいものはあまりないが、古いものが手に入るのはとても嬉しい。まさに自分にとっては宝の山!!!
今回購入したのは、1990年代にロンドンで行われたコンテンポラリーアートオークションのカタログとニューヨークフィリップスのカタログ。過去のカタログを見ていて面白いのは、どの作家が今も注目を浴び続けているか、そしてだれが影を潜めてしまったかがリアルに見えてくる。そして以前にも触れたロンドンとニューヨークのマーケットや傾向の違いがよく見えるからである。その差異についてはそのうち触れてみたい。
ともかく買ったはいいが、帰り道の事を考えていなかった、、、21冊もあればそれはそれは重い。身体の自由は奪われ、歩いては止まりの繰り返し、家に着いた時には登山をした後のような疲労感。しかし、レンタルビデオを借りて来たときのようなわくわく感で、そのまま夜中の3時までカタログを見ていた。案の定、今朝のフリーマーケットは寝坊した。。。