パトカー3台

自分の家の斜め前の交差点で事件が起きた模様である。たまたま家に帰る途中に交差点を横切った時、パトカーが一台、細い道を逆走してくる。あちこちからサイレンが聞こえる。3方向から逆走して来たパトカーは通行人や車など関係なく道路を占領した。回りの野次馬に何が起きたのか聞いてもだれも知らない。野次馬は見る見るうちに増え、道路は通行止め状態で、小渋滞。クラクションの音が響く。
結局だれも何が起こったのかわからず、歩き始めた。そう言えば、引っ越した当日、水を買いに近くのデリ(コンビ二)へ向かう途中『パンパンパンパン』と乾いた音が連続して聞こえた。デリの店員に『何の音?』と聞くと『銃声じゃない?』なんて、のんきに言われた事を思い出した。その時はまだこのエリアに慣れていないせいもあり、ビビってしまったが、1分もしない内にパトカーがやって来た。幸いその後そんなことは起きていない。一昔前はドラッグ常習者などが集まっていて、危なかったようだが、今となってはその面影を感じないエリアとなっている。
それにしてもニューヨークに住み始めてから毎回驚くのだが、パトカーや救急車の『強さ』だ。サイレンを鳴らせばだれもが道をあけ、全速力で逆走して行く。またサイレンがやたらうるさい!移動アイスクリーム屋のアナウンスを制限するよりこちらを少しでいいから制限してほしいといつも思う。消防車が通り過ぎようものなら耳を塞ぎたくなる。まぁ人命第一なので仕方がない。
家の着くと、一階の飲食店の親父さんが恐ろしいお知らせをして来た。『日曜日にゴキブリ駆除の為にバルサンするから気をつけて』実は前回バルサンを炊いた時、大変な思いをしたのだ。
つづく