SOFA NEW YORK 2006

ニューヨークのアッパーイーストサイドにあるSeventh Regiment Armoryで、4日までクラフトアートを中心としたアートフェアが行われた。現代工芸が一堂に集まった訳だが、内容は幅広く、ジュエリーあり、茶碗あり、オブジェありと混在し、それぞれの展示が主張し合っている。しかし作品を見て回っていると、日本人の名前が目立つ事に気づかされる。工芸に関しては日本という国は長けている事と思う。そもそも日本は、工芸というものを美術として扱って来た事は、他にまれに見るように思う。西洋の多くは例えば茶碗というものをクラフトアートであって、ファインアートとは見てこなかった、そこなのだろう。
それにしてもいろいろな意味で、記憶に残ろアートフェアではあった。言わせてもらえば、趣味が悪い。こんなものとは失礼な話ではあるが、売れるものかと思うのだが、見事に赤丸がついている。好む人がいるという事だ、趣味には合わない、、、やけに派手で、強調された作品は、好き嫌い有無に、記憶に残る。衝撃的だ。。。そんななか、足を運んだかいのあるものに出会えた。会場の空気とは一線を引く展示である。ルーシー・リー/Lucie Rie、ハンス・コパー/Hans Coperの作品群だ。
つづく。