David Smith

moorings2006-02-20

グッゲンハイム美術館では彫刻家デビッド・スミス展をやっています。彼の作品が好きですが、あまり観た事はありませんでした。わくわくしながら観に行って来ました!好きな作品は魚や鳥などをモチーフにしたもので、年代で言うと1945年前後の作品です。その年代のものは着色したり、ドローイングが作品の中にあったりして、観ていて楽しい。30年代の若々しさでもなく60年前後の巨匠っぷりでもない、まだ模索しつつも好きなものを作っている!この感じが微笑ましくなります。あと今回の展示ではスケッチブックも公開されていて、作家の感じた事、観ていた事がとてもよく見えて、展覧会を厚みのあるものにしていました。ちなみに今回エントランス以外での写真撮影が禁止されていたのでとても残念、、、画像は美術館のエントランスです。あまり本を読んだ事がないけれど、こうやって一人の作家の物語を観ることは、本を一冊読み終わったような充実感があります。
帰り道についでにホウィットニー美術館にも行って来たのですが、案の定3月から開催されるホウィットニービエンナーレの搬入のため、新しいものはなーんにもありませんでした。ちなみに2年に一度です。そうそう3月は大きなコンテンポラリーアートフェアが開催されます。小規模なものも入れれば同じ時期に5つもあります。日本からも10前後のギャラリーが参加します。観る方は一苦労ですが得るものはたくさんあるので楽しみです!!!