夕方6時

チェルシーにはギャラリーが何十件も一つのビルにある『ギャラリービル』がある。たまたまその一室で作業をする事になった訳だが、、、せっせと作業をして一段落ついた所で『一休み』と思いビルの外へ。。。夕日がハドソンリバーの方角に見える。ビルの目の前にあるギャラリーなんかを見つつ、そろそと戻ろうとすると『あれ?』ドアが開かない。もう一つの入り口も、、、開かない!?
『あっ!』人が出て来た隙に中へ。。。しかしエレベーターは止まり、普段出入りの激しいはずのビルには人の気配がしない。9階まで階段を上りいざ荷物の置いてある部屋へ向かうものの9階エントランスのドアが、、、開かない!
手持ちの鍵は鍵穴には入らない。意味もなく階段を上下、、、足が震えて来た。。。路頭に迷っていると11階から日本語が!声をかけてみると驚愕の事実を告げられた。
『土曜は6時になると全館鍵がないと入れませよ?鍵もフロアごとなので僕らは9階の鍵はあけられません。知らなかったんですか?』『知りません。。。』という事で財布も何も手元にはなく、携帯のバッテリーが充電を求めてピーピー鳴っている。最悪だ。
こんな日もニューヨークにはあるらしい。