28人のスタッフ

最近ロンドンにもオークションハウスを開き、注目を集めるPHILLIPSでオークションではなく、PHILLIPSで働くスタッフによる展覧会が行われている。レセプションは多くの人が訪れ、普段脇役のスタッフを囲んで歓談している。不思議に思ってしまったのは、当然ながらエスティメイトが付いていない事だ。
ところで、春と秋のオークションシーズン以外は会場が空いているPHILLIPSは、今後オークションとは別に展覧会も行っていくようだ。今回のようなスタッフによる展示も今後あるかもしれないが、次回行われるのはイタリア人ペインターの『Enzo Cucchi』の展示だ。ニューヨークでは主な展覧会がまだ行われていなかっただけに楽しみな展覧会の一つだ。そしてこのような形での展覧会は、オークションを行わない時期に、会場を有効活用する企画として今後増えていく事だろう。

Phillips de Pury & Company